モンスターチラノ→体力

あなたはさらに進化した。
あなたの体はますます巨大化し、体長は50メートルをゆうに越えていった。
しかし、あまりに巨大化したため、環境の変化についていけなくなった仲間は
次々と死んでいった。
独りぼっちになったあなたは、北に向かう。
そして、途中、運悪く氷河の穴に落ちてしまった。
・・・それから、いくときたったのだろうか?
強烈な閃光とともに目覚めたあなたのからだは醜く変わっていた。
何が起こったのか理解が出来るよしもない。
あなたはとりあえず南に向かった。
幾日かの海の旅の後、あなたは幾つもの正方形の巨石が整然と並ぶ土地に上陸した
地面には無数の鉄の獣と、2本足のつるつるの肌をもつ獣が走り回り、
空には、銀色の鳥が飛び回っている。
あなたはそれらの異様ながらもひさしぶりに会えた仲間に嬉しさを隠しきれず
近づいていった。
しかし、あなたはどうも歓迎されていないようだ。
あなたを本当に歓迎していたのは、火を吹く鋼鉄の棒であった・・・。
2本足の獣が叫んだ!
『か、怪獣だああー!助けてくれー!』
ワイアーム→攻撃力、体力

あなたはさらにパワーをつけていった。
後ろ足のないワイバーンともいえる、ワイアームからさらに進化したあなたは
ワイバーンとはまったく違った進化形態をとっていった。
もうお分かりでしょう!
そう、あなたは、いつしかドラゴンと呼ばれる生物に進化していたのです。
しかし、ドラゴンといっても、いろいろと種族がいるものです。
火を吹いて、いつかはなんとかの勇者にやっつけられる、レッドドラゴンもいれば
恐竜時代、呪魔にそそのかされて悲しい運命を遂げた、ブルードラゴン。
少年を背中に乗っけて、ネバーエンディングな物語に旅だったホワイトドラゴン。
ゴールド、ブラック、等々・・・。
さて、あなたはというと、何億年も進化し続けてきた知恵をだれかに喋りたくて
たまらない変なドラゴンになっていた。
森に住み、たまに迷い込んでくる人間を相手にしてはウンチクを傾けるのだ。
そうして、いつしか、人間の賢者と呼ばれる連中の探し求められるようになった
あなたは、こう呼ばれた・・・。
「グリーンドラゴン」
アサミン→持久力
パイストス→持久力

あれからかなりの時が流れた。
次第に強大に成っていく異種族に追われ、あなた方は荒涼とした山間部で
暮らし始めていた。
そしていつの日からかあなたと、あなたの一族の姿は他の生き物達から見えなく
なっていたのだ。
時折人里に降りて来ては自分達の造った道具に悪戯をするあなたを人間達は
魔物だと考え始めた。
トースターでパンが真っ黒焦げになるのも、テレビが突然映らなくなるのも
すべてあなた達のせいだと思い始めたのである。
人々はあなたの一族にグレムリンという名前をつけ、あなたが引き起こす
道具類の故障をグレムリン効果と呼んだ。
スギヤマン→攻撃力、体力

あなたは、さらに攻撃力のパワーを増していった。
しかし、本来目指すべき進化の道からはどうやら大きく離れてしまったようだ
あなたが、その事に気がついた時にはすでに遅すぎた。
・・あなたは傷心の身をひきずらせながら、ユーラシア大陸の東の果てを
さまよっていた。
ある日、不思議な形をした山々が連なる場所に来たとき、天から不思議な声が
聞こえてきた。
「私が望む者には進化できなかったようじゃが、呪魔の手下どもを追い払う
くらいの力はありそうじゃな・・。」
声が消えるやいなや、あなたの体は金色に輝きだし、空に浮かんだ。
「これを授けよう。このニョイホージュを使って呪魔の陰謀を阻止していくのじゃ
誰にも気づかれずにな・・。」
それからあなたはその声の言い付けを守って呪魔の手下どもを懲らしめていった。
あなたの命は絶えることがなく何万年も生き続け、いつしか鱗虫366種の長と
なっていった。
途中、白虎、朱雀、玄武という仲間と知り合う。
後にあなたたちは人間から四霊獣と呼ばれ、神の使いとして崇められるように
なっていった。
人々はあなたをこう呼んだ。
ゴールドドラゴン、または神龍・シェイロンと・・。
ゴブリアン→持久力

あなたは厳しい進化の道を生き延びるに相応の知恵と身体を獲得する事に
成功した。
だが新たに覇権を延ばし始めた人間と言う名の怪物の前ではあなたの身につけた
能力はさして役には立たないだろう。
こっそりと身を隠し、人間達の目に触れぬよう生きるあなたを、
もう誰も実在の生物とは考えてはくれない。
時に無邪気ないたずらで自分達を戸惑わせるあなたがたを人間はやがて
ゴブリンと言う名で呼ぶようになるのだ。
パイストス→体力

並外れた体力と頑堅な体躯を獲得したあなたと仲間達は一時、
空前の繁栄を謳歌することが出来た。
だが次々と現れる新たな種にその地位を脅かされ、あなたは次第に辺境の地へと
追い詰められて行った。
仲間の数は瞬く間に減少し、度重なる近親交配に種族そのものが衰えていった。
かってはらんらんと輝いていた巨大な単眼は今やその光を失い、
あなたは虚ろな意識の底で過去の選択が誤りだった事を理解し始めている。
もはやあなたが生き残る方法は皆無なのだ。
ただその姿を、その名を神話と伝承の中に残すしか道は残されていない・・・
単眼の巨人、サイクロプスという名前を・・・・
リザードマン→持久力

あなたたちはさらに進化を続けたが、進化の方向のせいで、
凶暴な他の生物たちに追われる羽目になった・・。
あなたたちはいつしか敵の少ない水辺に暮らすようになり、さらに進化を重ね、
体は水中の生活に適応できるようになっていった・・。
ある日あなたはルナリアンの血をひくものという傷ついた爬虫類型の生物を助け、
お礼に彼から文化というものを教えてもらう。
それから急速にあなたたちは文化を育み、数千年をかけ、一代海洋国家ムーを
形成していったのである。
あなたたちは、その高度な文明を他の生物に伝授することに熱心であった。
その中でもシュメールという人間の部族はあなたたちを神とまで言ってあがめ
すなおに文明を受け入れた。
しかし、あなたたちの栄華も永遠ではなかった。
不運な戦争により国家もあなたたちも一日一晩にて海の底深く消え去ってしまった
のだ・・。
でも悲しまないでほしい。
その伝説は、あなたたちと一番仲のよかった生物に語り継がれている・・。
今のイルカである・・。
インプ→体力

知的な恐竜人に進化する一歩手前、あえて大型化を選んだあなたたちは力の道を
歩んでいった。
しかし、力を重んずるばかり性格は屈折し、しだいに周りの生物から嫌われ始めた
ある日、あなたたちの子孫が旅を続けていると、神と名乗る者の声をきいた。
「あなたたちは、それほど力がほしいのですか?」
その声は、神にはふさわしくなく天ではなく地の底から響きわたってきた。
「わたしと手を組むなら最強の力を与えてあげましょう。如何ですか?」
あなたたちはちょっと迷ったものの相手が神ならばと、すぐにその取引に応じた。
「はっ、はっ、はっ! ばかめ! もう、おまえはおれから逃れられないぞ!
よし、くれてやろう! 最強の力を! 地上ではなく、地獄のな!」
そして声の主はあなたを醜く変形させた
しかし、あなたは結構それに満足していたのだ。
それから、あなたたちは人間という生物が作った社会にでて、呪魔の指図どうりに
嫌がらせを繰り返した。
後に、あなたたちは、彼らからこう呼ばれるようになった。
「デーモン」と・・・
ノーム→体力

あなたとその一族には既に進化する余力は残されていなかった。
凶暴な異種族に追われあなたは住み慣れた故郷を捨てなければならなくなるだろう
新たな生活の地は光の射さぬ地下世界であり、その地だけがあなたにとって安全な
場所なのだ。
体力に恵まれ、そこそこの知恵を持つあなたの造った品々を
地上の覇者と成った人間は一時の間、羨望の眼差しで見るかも知れない。
だがやがて人間の文明はあなたがたの理解を越えるものと成り、
それは同時にあなたと一族が進化の歴史から消え去る時なのだ。
あなたが暮らせる場所は既に神話と物語の中にしか残されてはいない。
そしてそのとき人間はあなたをドワーフと言う名で呼ぶように成っているだろう。
ガーゴン→攻撃力

月日は流れ周囲の景色も移り変わった。
だが進化の本流から外れたあなたと仲間達には何の変化も起きはしなかった。
簡単な道具を使って狩猟生活を営み、粗末な衣を纏って流浪する。
あなた達は山奥でそんな原始的な暮しを何代にも渡って続けて行くしか生きる術が
なかったのだ。
やがて数百世代が経過し、進化を続ける人間達は高度な文明を築き始めていた。
そして時折、姿を見せるあなた方を里の人間はこう呼ぶようになっていた。
野蛮人・・・バーバリアンと・・