クリマチウス(持久力)

あなたたちはさらに繁殖をつづけ小型化していった。
戦うことをせず、ひっそりと何代にもわたって暗く深い海の底で暮らしつづけた。
大きな進化もせず・・。
『ゴウン、ゴウン』
ある日、あなたたちの子孫達は聞き慣れぬ音に驚いていた。
その音の主であろう黄色い異様な形の巨大な魚はあなたの子孫たちにゆっくりと
近付き光を照らし始めた・・。
しかし、取って食う様子も無さそうだ。不思議なことに、その魚の中から声がする
『隊長! こんな深い海底にも魚がいるんですね・・。』
ジニクチス(体力)

更に巨大化していったあなたは、体長が10メートルを優に越えていった。
見るからに凶暴なあなたの顔は周りの魚類を震え上がらせた。
しかし、反面、巨大かし過ぎたため行動は鈍銃になっていった。
進化の道が誤ったと気づいたときには時すでに遅く小型化の道は
すでに閉ざされていた。
ある日、海底火山の爆発が起こり海底ナダレが発生した!
あなたはその鈍重な体故、逃げ遅れ土砂に飲み込まれてしまった。
・・・・それから・・、数億年後。
化石となったあなたは人間によって発見され博物館という彼らが作った家に
展示されることになった。
東京の国立科学博物館に行くと、あなたの顔が見れますよ!
周りの魚達が恐れた理由がわかるはずです。
ジプテルス(持久力)

進化の早い時期から小型化し数を増やしていったあなたたちは、
やがて、群れでしか行動できない弱行動できない集団となってしまった。
しかし、個々の意志を失い集団の意識に埋没するうちに、
他の勢力におされ、いつしか姿を消していった・・。
あなたたちに必要だったのは仲間を頼らず生きて行ける知恵と体力では
なかったのか・・・?
オステオレピス(持久力)

あなたは、大進化を遂げるはずであった。
しかし、その小さな体で上陸するには余りにも体力が無さすぎた。
あなたに必要だったのは、上陸するに当たっての知恵を付けること。
未知の環境に適応できる体力をつけることではなかったろうか?
あなたは海岸で何千年も生き続けたが、結局、他の魚のエサとなり、
いつしかその姿を消していったのである。
シーラカンス(攻撃力)

あなたたちは体力をつけて進化していったため少々の環境の変化には
適応できるようになったため、特に大きな進化もとげなかった。
それから3億年たった・・。
人間暦の西暦1931年、あなたたちの仲間の1匹がイーストロドンの沖で
ラティーマさんという漁師の網に掛かった。
それから、後、1951年。再びあなたの仲間がコモロ諸島のアンジュアン島の
沖でつかまった。
その後、次から次とつかまり、その数は71匹になった。
1971年、運悪く11番目につかまったあなたは、日本という島の水族館という
ところで標本として展示され、人間たちのこどもたちに毎日のように見学され
喜ばれているそうな・・・。
ユーステノプロン(体力)

あなたは、今まさに大進化を遂げようといていた。
が、あなたは進化の方向を誤った!
攻撃的にはなったが、それは、もう、大きな意味を持たなくなった。
あなたに必要な進化は、上陸するに当たっての知恵を付けること。
未知の環境に適応出来る体力を付けることではなかったのか?
あなたたちは結局、大進化出来ず、海岸で何万年も生き続けたが、
いつしか変わりいく周りの環境に適応できず姿を消していった。